about Buddhist Carving
仏像彫刻について
10年間の修行を経て
私は名古屋で10年余り、仏像彫刻の修行を経て、2010年に独立しました。
修行を終えたといっても、まだわからないことばかり、これでようやくスタートラインといったところです。
仏像彫刻師は仏師ともいいますが、はたして全国に何人くらいの方がいらっしゃるのか、まったくわかりません。
仕事の形態も、私の修行させていただいた工房のように、弟子が住み込みで師匠の手伝いをしながら学ぶ昔ながらの徒弟制をとっているところや、会社のようになっているところ。お坊さんでありながら個人でプロとして仏像も彫っている方などさまざまです。
.
これからの仏像彫刻
天平期、鎌倉期、、過去それぞれの時代で特色のある仏像が作られてきました。
古い仏像の修復をしていて昔の人の技術に触れると、かなわないなと驚嘆させられることが多くあります。信心からくる真摯さ、手間を惜しまない姿勢からくるものでしょう。
しかし、仏像の世界でも江戸時代からはどうも「コストと効率性」といった概念が入ってきたようです。
江戸時代は寺院が爆発的に増えた時期で、民衆が力をもった時代。人口が増え、都市型の生活がはじまった文化のターニングポイントです。
社会の要求に答えたのか、時代の波だったのか、形式的、量産的な、仏像が増えてきます。
美術史で見ても江戸時期以降の仏像で評価されている像はわずかで、技術的には衰退していると見られています。そして現代までその傾向はひきずったままのように思います。
この流れを脱して今の時代性にあった、自然と手が合わさるような仏像を彫れるよう、研鑽していきたいと思っています。
HOME




